制作
合同会社　音とカタチ
アートディレクション・デザイン　森岡聡介氏

　今回のロゴは、トロンボーンを演奏する人、トロンボーン演奏をお聞きになる方、延いてはクラシック音楽全体をよりたくさんの老若男女に、身近で温かいものとして感じていただけるデザインを目指しました。

　一過性の流行り廃りではなく、世界中で長く愛され続けているクラシック音楽。デザインの歴史の中でも、同じく世界的に長く愛され続けているスタイルがあります。1900 年代初頭に発展したデザイン様式である『アール・デコ』です。

　このロゴは、『アール・デコ』のスタイルを少しずつ全体に取り入れました。トロンボーンの幾何学的ながらシャープすぎずやさしいフォルムや、アルファベットの字体にもシンプルなフォントをベースに『アール・デコ』の要素を盛り込みオリジナルで作成しました。

　どこか懐かしく温かいと同時に現代やこれからの未来にも、新鮮に響き続けるようなシンボルマークにできたのではと思っています。